
ピアニスト
王 徳稔(わん どうれん)は、1997年東京生まれの国際的に活躍するピアニストである。第7回スヴェティスラフ・スタンチッチ国際ピアノコンクールでは第1位のほか、ベートーヴェン・ソナタ賞と協奏曲賞を受賞。第65回国際ピアノコンクール「プレミオ・ハエン」では第3位、2015年マルベーリャ国際音楽コンクールでは第2位を獲得。2014年ワイマール国際フランツ・リスト若手ピアニストコンクールでは、室内楽賞、バロック音楽賞、現代音楽賞を受賞している。日本では東京国際コンクール第3位のほか、2019年にはフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノコンクールのファイナルに選出された。
在、ドイツ・ワイマール音楽大学(Hochschule für Musik Franz Liszt Weimar)にて、クリスチャン=ヴィルム・ミュラー教授のもと演奏家最上級課程(コンツェルトエグザメン)を修学中であり、同大学ピアノ科の助手教師も務める。予科から学部、大学院まで長期にわたりグリゴリー・グルツマン教授に師事し、技術と解釈の両面での研鑽を積んだ。また、2017~2018年にはオランダ政府給費奨学生としてアムステルダム音楽院でナウム・グルーベルト教授に師事した。さらに、ロシアの名ピアニスト、ヴィクトル・メルジャーノフの高弟である原田英代氏からも重要な指導を受け、ロシア・ピアノの伝統に接している。
これまでにザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団やマラガ・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとするオーケストラと共演し、日本、ドイツ、オランダ、イタリア、ポルトガル、スペイン、クロアチアなどでソロおよびオーケストラ共演を重ねている。ピアニストのアリーナ・ベルクと二台ピアノやピアノデュオでの共演も多く、チェリストのアレクセイ・スタドラーとの室内楽にも積極的に取り組む。レパートリーには、メシアン、タネーエフ、フォーレなど、比較的演奏機会の少ない作品も含まれる。
構築力の明確さ、表現の深さ、音色の繊細さで国際的に評価される王徳稔は、幅広いレパートリーを築きながら演奏活動を展開している。

